皆様は「モダニズム」「ポスト・モダニズム」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。22歳のころ、インプロ・グループ代表の藤村は渡英し、ヨーロッパの近代化を推進したロンドンで西洋哲学を学びました。その根幹にあったのは「真実の追求」であり、真実に向かって一直線に進化しようとするモダニズムの思想です。そこから演繹や帰納という考え方が生まれ、人類史上稀にみる変化を成し遂げたことはご承知の通りです。

ところが20世紀に入り人類は2度の世界大戦を経験し、冷戦期には核戦争の脅威におびえてきました。私たちの生活を良くすると信じていた科学が、ひいてはモダニズムが私たちの生活から安寧を奪っていったのです。

そのような中モダニズムに対する信頼は揺らぎ、ポスト・モダニズムの時代が訪れたかのように思えるときもあります。しかしながら物事はそう単純ではありません。経営の現場に携わってきた私は、「非合理的な意思決定」こそが企業の成長を妨げ、人々の仕事を奪っていく現場を見てきました。

「モダニズム」「合理性」に基づく意思決定の力を、私たちはまだまだ活用しきれていないのではないでしょうか。弊社ではそのような問題意識の下、「合理的な意思決定」の力を訴えていく講座を開催し、気脈を通じ合う仲間とのコミュニティを育てていきたいと考えております。皆様と語り合えるのを楽しみにしております。